下中記念財団新DVDシリーズ
重要無形文化財 雅楽 宮内庁式部職楽部
第3巻:
舞楽(唐楽) 「太平楽」 (「朝小子(ちょうこし))」 「武昌楽(ぶしょうらく」 「合歓塩(がっかえん)」)
舞楽(高麗楽) 「延喜楽(えんぎらく)」

第3巻は左右の舞楽を紹介します。
 朝小子(序にあたる戦士たちの登台) 

 唐楽を伴奏とする左方武舞の代表的な演目「太平楽」。おめでたい舞として天皇即位式に万歳楽(まんざいらく)と
共に奏されてきました。曲は朝小子、武昌楽、合歓塩の三曲からなる序破急の合成曲ですが、太平楽一具(いちぐ)を
一切省略することなく奏することは、非常に希であり、本映像は貴重な記録です。(47分)

 唐楽演奏の管方


 合歓塩(がっかえん) 破にあたる勇壮な舞です


 延喜楽(えんぎらく)

  舞楽には唐楽(唐代の中国等から渡来した音楽とその様式に準拠した日本製音楽)を伴奏とする「左方」と高麗楽
(古代朝鮮半島等から渡来した音楽とその様式に準拠した日本製音楽)を伴奏とする「右方」があります。「延喜楽」
は、延喜年間(901-922年)に日本で作曲された右方舞楽平舞の代表演目で慶祝の意味を持つ舞です。管方(かんがた)
と呼ばれる器楽奏者は舞台の後方で演奏します。

  高麗楽演奏の管方

 高麗壱越調の音取、意調子(いちょうし)が高麗笛・篳篥・三の鼓により奏され、ついで当曲が始まると、右方舞を
示す緑を基調とした配色の襲装束(かさねしょうぞく)の袍(ほう)を右肩で脱ぎ、内側の刺繍の半臂(はんぴ)を見せ、
鳥兜(とりかぶと)をいただいた四人の舞人が、一人づつ登台し出手(ずるて)を舞い、四隅の舞座に立ち定り、典雅な
当曲の舞が始まります。的確なアングルへのカメラ配置とピクチャーインピクチャー編集で実演では見られないビデオ
鑑賞を実現しました。
(29分)


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掲載開始: 2007.09.19.
(C) 2000/2007 The Shimonaka Memorial Foundation
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